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【読んだ】出口のない農場

フランスのどこか田舎町。車内に血のついた怪しげな車で逃げてきた、正体不明の男がいた。その男ショーンは車を捨てたものの、森で罠に捕らわれてしまう。目覚めたのは、ある農場の納屋の屋根裏だった。農場の娘マティルドが、足に傷を負い歩くこともままならない彼を黙々と介抱してくれるが、何かを必死に隠そうとしている。のどかそのものの農場なのに、どこかがおかしい。ショーンは不審と不安を抱きはじめる。この農場はいったい何を隠しているのか…ヨーロッパでベストセラー、英国人気ミステリ作家の意欲作。

想像したような凄惨さもなく、露骨な性描写もなく、犬は可愛くあり続けるのが良かった。

恐ろしい事情は抱えているが、主人公に対する同情は可能。

 

出口のない農場 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

出口のない農場 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)