読んだ本の数:4
読んだページ数:2303
ナイス数:16

登場人物の多さ、文章表現の周りくどさ、ページの分厚さ! 一言一句を理解することは諦め、話の筋を追いに追った。 職業倫理は大事。そこは大いに理解できるが、相手は殺人鬼ですよ!しっかりして!バカ!とのたうち回った。 ああ、サディー。なんて愛すべきキャラクター。生きて大団円であって欲しかった。 クリスマスの奇蹟としては上々だし、感動するし、物語としては魅力的だろうが、 私はこの結末は悲しい。サディーは生きて還るべきだったよ! あと、犬が辛い目にあうのも嫌。
読了日:11月01日 著者:キャロル オコンネル

収容された人たちに、嫌なやつがいない。 まさに女性たちの絆が書かれています。 ラーフェンズブリュックという場所は本当にあった施設だそうで、私はこれで初めて知った。 「世界に知らせて」「世界に知らせて」が胸に残った。
読了日:11月08日 著者:エリザベス・ウェイン

「MORSE─モールス─」の続篇目当て。「モールス」では、オスカー少年が変態男ホーカンのあとを継ぐ。的な、解釈をちらほら読んで悲しみ。 しかし、作者はそれを、そうじゃないよとあとがきで明言してました。オスカー、エリ、よかった! (しかし食料としての血の収集は必要なんでしょうからアレですが) この本自体は短編集。 分類的にはホラーになるんでしょうが、生と死の「すこしふしぎ」を扱った感じ。 全体的に北欧の冬のような、スーッとした寒さを感じる(行ったことはない)。
読了日:11月13日 著者:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト

ミカは「彼ら」よりも上手であったと信じたい。 最終章が「きみ」であったことには大きな意味があると思う。「彼ら」の秘密に気づいたときには、もう一度「彼ら」の章をむさぼり読んだ。 そもそも「狩り」に対する意識の崇高さが違う。生死への尊厳はある。 崇高さは違っても、やってることは同じと思うけどね。 でも、狩人の「彼ら」が、小児愛好者の「彼ら」を裁いたことには胸がスッとした。 かつて狩人の「彼ら」も子どもの頃に穴に閉じ込められて、狩りをした。バトルロワイヤルさながら。 どこぞの忍者か、と思った。
読了日:11月14日 著者:ゾラン・ドヴェンカー
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