内容(「BOOK」データベースより)
強烈な個性を放つ最悪の追走劇。感情のないサイコパス弁護士vs斧で襲い、脳を奪うシリアルキラー。2019年 第17回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。
映画のノベライズを読んでいるような薄い文章。臨場感がない。
登場人物も唐突過ぎて苦笑い。サイコパス主人公のすべてを知る友人とか。中学生が喜びそうな設定。主人公の弁護士設定の意味も見い出せず。作中で、主人公が働いているシーン、無いんですけどって笑っちゃう。
状況、人物描写に対する「これはこういうことなんだよ」的な説明文が多くてしらける。
ちなみに二宮にとっては殺人は日常の出来事。彼はサイコパスと呼ばれる類の人間であったからだ。
しらけちゃって、夢中になれないもんだから、誰にも共感出来ず。
説得力のないガバガバな設定、登場人物達のステレオタイプな性格描写にうんざりしつつ、しかし犯人の目的は知りたい。
そして読んでいるうちに、何かワクワクする展開になるかもしれない、と願いつつ、願いつつ・・。願い続けて物語はエンド。
あらすじを読んで期待したんだけどなー!ハサミ男のような驚きを期待したんだよ!
そして、物語中の「怪物の木こり」のお話。MONSTERの「名前のない怪物」のパク・・オマージュかな。
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