みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりしたものをいうブログ

小説

【読んだ】クララとお日さま

人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱な少女ジョジーと出会い、やがて二人は友情を育んでゆく。愛とは、知性とは、家族とは? 生きることの意味を問う感動作。 たぶんディストピア。わが子の身体に遺伝子操作をしないと、将来真っ当な生活を望めない…

【読んだ】木曜殺人クラブ

イギリスの引退者用施設、クーパーズ・チェイス。かつての修道院を中心に現代的な建築物が立ち並ぶこの施設では、敷地内の墓地と庭園を開発して新たな棟を建てようとする経営者陣に、住人たちが反発していた。そんな中、元警官の入居者が持ち込んだ捜査ファ…

【読んだ】瞳の奥に

ロンドンの精神科クリニックで秘書として働くルイーズは、新しいボスとなる医師デヴィッドを一目見て仰天する。彼はその前夜にバーで会って意気投合し、キスまでしてしまった相手だったのだ。二人はやがて一線を越え、関係を深めるが、ルイーズは彼の魅力的…

【読んだ】失踪

アメリカ中西部の平穏な町で、5歳の少女ヘイリーが失踪した。事件を担当する刑事デッカーは奔走するが、未解決のまま3週間が過ぎた。誰もが絶望する中、第2の事件が起きる―。責任を感じたデッカーは、すべてをなげうち、少女を捜し出すべくアメリカ中を訪ね…

【読んだ】メソッド15/33

絶対に殺してやるから―謎の男に突然拉致され、人里離れた建物に監禁された妊娠中の女子高生。どうやら人身売買組織がお腹の赤ん坊を奪おうとしているようだが狙う相手が悪かった。彼女は超人的な記憶力を持ち、感情を自在にコントロールできる常軌を逸した天…

【読んだ】ラスト・ワン

空前のスケールのリアリティショー番組『闇のなか』の収録が始まる。未開の荒野に集められた12名の参加者が、体力とアウトドア生活のスキルを試される“チャレンジ”に挑み、賞金を争うのだ。単純なトレッキングを皮切りに徐々に困難な課題へと番組は進み、参…

【読んだ】獣狩り

13歳の少女を誕生日直前に誘拐し殺害する連続殺人犯、バースデー・ボーイ。惨たらしく拷問した姿を撮影し、誕生日カードにして毎年両親に送るその手口は、英国中を震撼させている。最初の事件から9年、担当刑事のアッシュはある事実を握っていた。それは、犠…

【読んだ】裏切り

「きみといても楽しくない」。なぜ夫の心は自分から離れてしまったのか。エーヴァはヘンリックの気持ちをとりもどそうと必死だった―。ヨーナスという若者がいた。植物人間となってしまった恋人アンナを献身的に介護している。だが、その看病ぶりは常軌を逸し…

【読んだ】ゼロ以下の死

あの日死んだはずの我が娘同然だった少女からの連絡―。巨大キャンピングカーを所有する老夫婦と結婚式前夜の富豪カップルの射殺事件が起き、猟区管理官ピケットはその少女が犯人たちと一緒にいるらしいことを知る。大自然、父と息子、家族の絆。全米を代表す…

【読んだ】顔のない娘

こんな子が欲しかったんじゃない。ブッカー賞受賞作家が描く正統幻想の行方。立派な跡継ぎとなる男の子を望んでいた精神科医のアリスタにダウン症の女の子が生まれる。失望のあまり、子供が5歳の誕生日を迎えるまでに成長してもなお、その顔を見ることができ…

【読んだ】衝動

娘は普通の子ではない。母親の予感はやがて確信へと変わっていき、平和なはずの家庭は悲劇の道へ――海外書評誌絶賛のサスペンス すっかりブライスに同情しながら読んだので、信じてくれない夫にイライラして仕方なかった。 そらみたことか、と。 もっと痛快な…

【読んだ】誰かが見ている

ある夕方、保育園から榎本千夏子に一本の電話が入った。 「夏紀ちゃんがいなくなりました」 なんと、千夏子の子が保育園から消えたという。 不安を募らせる千夏子のもとに、二本目の電話が。 その電話は <彼女> からのものだった――。 4人の女性が抱える「女…

【読んだ】名探偵の密室

かつて少年探偵として名を馳せたモーガン・シェパードは、いまやリアリティ番組で活躍する“名探偵”として数々の事件を解決している。だがある日、目覚めると何故かホテルのベッドに手錠で繋がれていた。周囲には見知らぬ5人の男女が。外へ出る手段がない中、…

【読んだ】マイ・シスター、シリアルキラー

真面目な看護師コレデはうんざりしていた。美貌の妹アヨオラが、今日もまたその彼氏を殺してしまったのだ。これで三人目。コレデは死体を処理するが、次第に警察の捜査が姉妹に迫り……。ナイジェリアの新星が描くブラックユーモアと切なさに満ちたサスペンス …

【読んだ】羊の頭

リーダーシュタイン山の山頂で男の頭部が吹き飛ばされた。男は死の直前、たまたまその場に居合わせたクロイトナー上級巡査に、失踪した恋人の行方をある弁護士が知っていると告げていた。恋人が失踪したのは二年前、男の度を超した暴力に耐えかねてのことだ…

【読んだ】狩られる者たち

北欧発驚愕のスリラー、シリーズ第2弾! 広大な雪原に建つ病院の中で男は目覚めた。医師から「サム」と呼びかけられた男は、記憶を失いながらも本能にかき立てられる如く、逃走を試みる――。 「大胆不敵な驚き」「なんとも蠱惑的な犯罪小説」「アルネ・ダール…

【読んだ】時計仕掛けの歪んだ罠

一年七ヵ月の間にスウェーデン国内で起きた、三件の十五歳の少女失踪事件。ストックホルム警察犯罪捜査課のサム・ベリエルは同一人物による連続殺人だと主張するが、上司はそれを否定しまともに取り合おうとしない。しかしベリエルの主張の裏には、彼だけが…

【読んだ】誕生日パーティー

オーストリアの田舎に暮らす、カンボジア移民のキム。その誕生日の祝いの席に突然現れた女性は、少年の頃にポル・ポト政権下のカンボジアを共に逃れた妹のような存在であり、同時にキムが最も会いたくない人物だった……。 かつての過酷な日々に、いったい何が…

【読んだ】ザッカリー・ビーヴァーが町に来た日

ある日、世界一巨漢の少年が現われて、ぼくの中で何かが大きく変わっていく…少年たちのひと夏の思い出をせつなく描く、愛と友情の物語。全米図書賞受賞作。 すごくいい話だった。涙と鼻水が出た。 町の人たちが温かい。 それぞれが、ささやかな事情を抱えな…

【読んだ】アニーはどこにいった

妹アニーに起きた忌わしい出来事が再び起こる。そう告げる不吉なメールでぼくは故郷に呼び戻された。ぼくの前任の教師は、「息子じゃない」という血文字を残して息子を惨殺したのち、自殺したという。その血文字にこめられた真意を、ぼくは知っている。8歳の…

【読んだ】国語教師

十六年ぶりに偶然再会した、元恋人同士の男女。ふたりはかつてのように物語を創作して披露し合う。作家のクサヴァーは、自らの祖父をモデルにした一代記を語った。国語教師のマティルダは、若い男を軟禁する女の話を語った。しかしこの戯れこそが、あの暗い…

【読んだ】城の王

11歳のフーパーの屋敷に、家政婦の母親ともども同居することになった同い年の少年キングショー。その日から、フーパーの執拗ないじめが始まった。二人の暗闘に、双方の親は全く気づかない。追い詰められるキングショー。そして衝撃の結末が。MBE勲章受章作家…

【読んだ】落ちた花嫁

ニューヨークの瀟洒なアパートに暮らし、順調にキャリアを重ねてきたエリーの夢は結婚だった。ロマンスを求めて六年、ようやくめぐり会えた相手は投資会社のアナリストで、エリーはまもなくプロポーズされた。彼女の幸福な未来も、そのとき確かに約束された…

【読んだ】アーモンド

扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「…

【読んだ】彼女のかけら

ショッピングモールで少年による銃乱射事件が発生。偶然居合わせた警察署通信係のアンディは、警官だと勘違いされ、銃口を突きつけられる。震える彼女の前に立ちはだかったのは母のローラ。ごく平凡に生きてきたはずの母親は、犯人のナイフを素手で受け止め…

【読んだ】僕が死んだあの森

母とともに小さな村に暮らす十二歳の少年アントワーヌは、隣家の六歳の男の子を殺した。森の中にアントワーヌが作ったツリーハウスの下で。殺すつもりなんてなかった。いつも一緒に遊んでいた犬が死んでしまったことと、心の中に積み重なってきた孤独と失望…

【読んだ】閉じ込められた女

真冬のアイスランド高原地帯、猛吹雪に閉ざされた農場に一人の男が現れる。農場を営む夫妻は、あり得ない天候下での来訪に不審を抱くものの、男を招き入れた。その夜、男が家の中を探る気配があった。夫エイーナルは怒りを抱き男を問い詰める。妻のエルラは…

【読んだ】無痛の子

いくつもの小さな皮膚片が剥がされた女性の遺体。女刑事D・D・ウォレンは現場検証中に階段から転落し、大怪我を負う。ペインコントロールのために訪れた医院で出会った精神科医アデラインは先天性無痛症を抱え、それ故に痛みを専門にしたという。やがて第二…

【読んだ】スーツケースの中の少年

旧友から頼まれ、コインロッカーに荷物を取りに行った看護師のニーナ。重いスーツケースに入っていたのは裸の男の子だった。母親は?なぜ裸でスーツケースに?母語が異なり言葉の通じぬ幼い男児を守ると決めたニーナ。二人を追う謎の大男の正体は。『ミレニア…

【読んだ】影

ノーベル賞作家である父アクセル・ラグナーフェルトは、脳疾患で全身麻痺となり施設に入っている。息子ヤン=エリックはその威光で尊敬を集めて生活しているが、家庭は崩壊し浮気三昧の日々だった。物語は、高齢で死んだ老女の身元確認から始まる。彼女はかつ…