みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【読んだ】完璧な家族

監禁小説の傑作『棺の女』、待望の続編!

ある朝突然、何者かに銃撃された一家。思春期の次女と幼い長男、母親とその恋人は一瞬にして命を奪われた。二匹の犬とともに姿を消した16歳の長女ロクシーの行方と事件の真相を追うのは、ボストン市警の豪腕女刑事D・D・ウォレン。さらにもう一人――472日間にわたる壮絶な監禁事件から生還した女性フローラ・デインもまた、ロクシーを見つけ出そうとしていた。
果たして一家を襲ったのはロクシーなのか。彼女はどこにいるのか。やがて平穏に見えた一家の凄まじい過去が浮かび上がる……。

思ったほど夢中になれず、読むのに時間がかかった。展開に納得するには、押しが少し足らない感じがしたなー。

犬の幸せをひたすらに祈った。

最後の作文、ママの現パートナーである、チャーリーにだけ触れておらず可哀想だと思った。

生還者の愉快な仲間たちに関しては、続きでも活躍するのかな。それは楽しみ。

【観た】トンマッコルへようこそ

時代は熾烈極まる朝鮮戦争。森で道に迷った2人の<韓国軍>、敗走する3人の<人民軍>、偵察飛行で墜落した1人の<アメリカ軍>パイロット。彼らが偶然出会ったのは戦争が起こっていることさえ知らない村”トンマッコル”。国も立場も異なる男たちは互いに反発しあうが、トンマッコルでの平和な生活を送るうちに、やがて友情を育んでいく。そんな時、トンマッコルがアメリカ軍の空爆を受けることを知った男たちは、村を守るために立ち上がる。国を超えてひとつになった男たちの熱い勇気と友情が、アメリカ軍大部隊の前に立ちふさがる!

戦争は悪でしかないと、予想通りの号泣。

子どもらに、「これ、どういうこと?」など、朝鮮戦争のことを聞かれながら、「泣いてるの?」などひかれながら、最後まで観終わった。

話の筋では、あの時ここでこうしておけば、とか思うことも色々あるが、感想を書きながらまた涙がぼろぼろ出てくるので、要はそれが答えなんだ!皆誰しもが平和に暮らす権利がある!誰かに脅かされてよいものではない!

 

 

【読んだ】かくて彼女はヘレンとなった

ヘレンが隣家で見つけたガラスパイプは、麻薬密売に関する重要な証拠品だった。もし警察が隣家へ捜査に来てしまったら、バレてしまうかもしれない――かつての罪から逃れるためにヘレンという偽名を名乗っていることが。窮地を脱すべく彼女は策を練るのだが……

主人公が身元を隠す理由だとか、隣人に起こった出来事だとか、気になって気になって、ずんずん読んだ。

テンポの良さや読みやすさに、お年寄りの痛快ミステリーなのかと当初は思ったが、なかなか、いやかなりヘビーな人生だったのね、クレミー!!と応援した。とにかくクレミーをひたすら応援した。

読み終わったあとは、クレミーの今後に思いを馳せて、幸せに違いない、と強く願った。

作者の名前を検索したら、以前読んだYAの「闇のダイヤモンド」の作者さんだった。なるほど、あれも面白かったよなー、と思い出したりもした。