1961年、少女ローレルは恐ろしい事件を目撃する。突然現われた見知らぬ男を母が刺殺したのだ。死亡した男は近隣に出没していた不審者だったため、母の正当防衛が認められた。男が母に「やあ、ドロシー、久しぶりだね」と言ったことをローレルは誰にも話さなかった。男は母を知っていた。母も男を知っていた。彼は誰だったのか?ケイト・モートンが再びあなたを迷宮に誘う。
「忘れられた花園」もそうだったが、このこれも、ミステリーというよりはロマンス小説だな!
過去、現在、過去、現在とストーリーがあっちこっちし、
私は全貌が知りたくて、ひたすら読み続ける。
「忘れられた花園」より読後感は好き。
ただし、切ないなあ。切ない。
戦災孤児の少女「ネラ」が、1箇所だけ「ネル」って名前に表記されていた。忘れられた花園とまざったんだろうか。