ダーリントン邸の老執事スティーブンスのもとに、以前共に屋敷で働いていた女性ミス・ケントンから一通の手紙が届く。
懐かしさに駆られる彼の胸に20年前の思い出が蘇る。
当時、主人に対して常に忠実なスティーブンスと勝気なケントンは仕事上の対立を繰り返していた。
二人には互いへの思慕の情が少しずつ芽生えていたが、仕事を最優先するスティーブンスがそれに気づくはずもなかった。
そんな中、ケントンに結婚話が持ち上がる。
それを知ったスティーブンスは激しく動揺するが・・・。
ミスター・スティーブンスは激しく動揺なんてしません。
彼の後悔、本音は彼自身の言葉によって語られることはないのに、
映像や、キャストの仕草によって強烈に、観ている者へ訴える。
本でもそうだったけど、読むだけでわかる、観ているだけで伝わる心の動きの表現ぷりがすごいなと思った。
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