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【読んだ】監禁

神に憑かれた牧師アーロン。彼は神への生贄として少女を誘拐、朽ちかけた教会に監禁する。置き手紙から当初は家出と思われたが、状況に不審な点を感じた少女の父親テイトは、元妻とともに娘の行方を追う。テイトの協力者を悪魔的な機知で次々始末していくアーロンが最後に目指すものは?狂気に満ちた誘拐犯と追跡者たちの二つの物語が交錯したとき、驚愕の真相が!『静寂の叫び』に続く、緊迫感溢れる傑作サスペンス。

訳のせいなのか、描写が分かりにくくて、読み返すことしばしば。

〈月曜日から一週間〉ってわかりにくくない?どういう意味?再来週の月曜日ってこと?、なんなのよと思った。

あと、お得意の『俺のコック』『ファックしたい』大きな理由はないが、昔からこの表現が嫌い。なんか笑っちゃう。

と、こんな感じで文章に苦労しながら読み始めたが、いずれ慣れた。

 

刑事のコニーとか、元カレのジョシュとか、もう少しキャラクターの背景を知りたかった。そしたらもっと感情移入しながら読めたと思う。

犯人のアーロンはむかつくだけだった。

元妻ベットについては、どの面下げて何てことしてんだ、という理解不能な行動に軽蔑。美人だからか。美人だから許されるのか。

 

読んでいて、全体的に表面をさらっとなぞったような、説得力のない深みのない読後感だったけど、終わり方は嫌いじゃない。

監禁 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

監禁 (ハヤカワ・ミステリ文庫)