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【読んだ】ありふれた祈り

1961年、ミネソタ州の田舎町。13歳のフランクは、牧師の父と芸術家肌の母、音楽の才能がある姉や聡明な弟とともに暮らしていた。ある夏の日、思いがけない悲劇が家族を襲い穏やかだった日々は一転する。悲しみに打ちひしがれるフランクは、平凡な日常の裏に秘められていた事実を知ることになり…エドガー賞をはじめ4大ミステリ賞の最優秀長篇賞を独占し、「ミステリが読みたい!」で第1位に輝いた傑作。

二度と戻らない子ども時代。戻らないというか、戻れない。

ミステリーというより、ジュブナイル小説のような。人の死はたくさん出てくるけど。

人生は自分が思うよりも複雑に出来ている。

子どもで居続けることはできない、という事を悟る時期としての、暑い夏の描写ってなんて切ないのか。

 

登場人物のガスが作るいも料理が美味しそうで、真似して作って食べた。

ありふれた祈り (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ありふれた祈り (ハヤカワ・ミステリ文庫)