みたいよみたいみたよんだ

みたりよんだりきいたりしたものをいうブログ

【読んだ】六人目の少女

読後感:(~_~;)

ネタバレあり

展開と事件のつながりに、頭が追いつくのに忙しい話だった。

まるで映画や海外ドラマっぽい登場人物やストーリーだなと思って読んでいたら、著者はもともとドラマの脚本家だったそうで合点。

どんでん返しの連続に疲弊し、クライマックスにかけては、主人公すら疑ってしまった。真犯人はずーっとミーラに執着していたという事でいいんでしょうか?

そのためのあれやこれやだとしたら、犯人、長けすぎている。先見の明が有り過ぎている。

ゴランとミーラが唇を重ねるシーンにげんなりし、その後のセックスシーンと物語のオチに、作者は何から何まで詰め込みたい性格なのだろうかな、と思った。

ミステリーやサスペンスにロマンスは不要。「お前ら今、それどころじゃねえだろう」とイライラする。「早く謎の解明を進めてくれ」と急かしたい気持ちに。

そんなわけで、主人公の事はあまり好きにはなれませんでした。最後性格変わり過ぎだし。

 

余談

本が分厚くて持つのがつかれた。

2段に別れた縦書きの小説は苦手意識が強いんだけど、読み出してからは気にならなくなった。

ページが黄色く着色されているのが、サイコサスペンスというジャンルと言うこともあり、本自体から狂気が満ち溢れているようで、図書館から借りるときに躊躇した。なんか怖くて。

 

 

六人目の少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

六人目の少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)