「2その女アレックス」「1悲しみのイレーヌ」に引き続き、小男カミーユ警部が主人公の三部作完結編。
去年の発売と同時に手に入れたんだけども、同じくして買った「悲しみのイレーヌ」がヘビー過ぎて(「その女アレックス」が日本での最初の刊行だったため、盛大なネタバレは済んでいたんだけど)、
これ以上カミーユ警部をどう傷だらけにするのかよ、と、冒頭の強盗シーンを読んだだけで放置していた。
そして10ヶ月ぶりに、やっと重い腰が上がり、読みました。
タイトル通り、傷だらけです。カミーユ警部。
まるで海外ドラマの刑事物のような人物相関。
ああ、そうきちゃうのね、というオチ。性善説派の人間にはつらい。
警部に早く安息の日々が訪れますように。
そして、アルマンのあっけない去り方にショック。好きだったのに!