ネタバレ
暴行事件がきっかけで一日ごとに記憶を失うようになって、夫ベンに毎日「僕たちは夫婦だ」と教えてもらう生活。
実は暴行事件の犯人はかつての浮気相手であり、いまや夫に成り代わっているマイクだった、というオチだったんだけど、
友人クレアの「あなた今、誰と暮らしているの・・?」のセリフにはゾッとした。
しかし疑問点も少々。
精神科に入院して、ケア施設に移って、毎日自分たちを忘れている妻を見て息子が辛くなるのを耐えられず、離婚した夫(本当のベン)。それが4年前。事件は10年前。
離婚したとはいえ、母として深い愛情を注いでいた息子に、4年も会わせないものなのかな?例え離婚したとはいえ、妻が施設からいなくなったのだって、そんなに気付かないものか。
それこら友人クレアは「ベンは一人住まいよ」って言ってたのはどういうわけだろう。アダム(死んでると思わされていた息子)は父方の祖父母と?
映画だから、表現が端折られた可能性もあるだろうが、
小説の方にはしっかり納得のいく説明はされているんだろうか。
本物ベンも友人クレアも、口を揃えて「あなたはいい母親だった」と言っていたが、
浮気相手と夜中にホテルで逢い引きするような母親は、いい母親じゃないと思う。
記憶治療の医師にも(自分には夫がいることを知っていて)手を握ったりキスしようとしたりして、クリスティーンは根っからの尻軽なんじゃねえか、と鼻白んだ。
コリン・ファレルは英国紳士なんだから、暴力なんかしちゃいやだ。英国王なんだから。怖かったよ・・。